樋口翔太のブログ|とりあえずやってみよう

自分についての公開、日々体験したことや感じたことをアウトプットします。皆様とって有益な記事も書いていけたら、と思います。

人間の本質について考える~進化論と創造物語を絡めて~「助けを求めてはいけないのか」

 

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ご挨拶

お久しぶりです。

毎日更新を目指してやってきましたが、力を全力で注ぐべきことがあったので昨日まではそっちに集中していました。

今日からはゆるく更新していけたらと思います。

結果次第ではありますが、もうすぐ忙しくなる可能性があるので、その時は頻度が落ちたり、休止する可能性がありますが、ご了承ください。

今日は、大学で合同チャペルがあり、その中で、日本バプテスト連盟東八幡キリスト教会牧師からお越しいただいた、関学OBの奥田知志さんにお話しいただきました。

その中で、興味深いお話が合ったのでシェアさせていただきます

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助けてといえる恵み-人間とは何か

奥田さんの学生時代

 

奥田さんは18歳で関学1年生のころ、先輩に連れられて、大阪市西成区釜ヶ崎という日雇い労働者の街に出会ったそうです。

それ以来、ホームレス状態にある人など、困難を抱える人々と共に歩んできました。

あるホームレスのおじさんを訪ねた時、その方は静かにこう語られたそうです。

「夜眠る前、もう二度と目が覚めませんようにと毎晩祈っている。」

野宿、再貧困、そして社会的排除にさらされ、追いつめめられた人間の叫びのように聞いたそうです。

今日の社会が、それほど過酷に人を追い詰めているのです。

自己責任論が闊歩する中で、社会は無責任化し、多くの人々は見て見ぬふりで通り過ぎていきました。

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活動の始まり

 

奥田さんたちの活動は、今から30年前、そんな路上の人々をお弁当を持って訪ねることから始まりました。

NPO法人抱樸は、1988年12月に活動を開始。

これまでに3250人の路上からの自立を支援されたそうです。

自立率は92%

就労率は57%です。

活動の特徴は、制度から考えない、あるいは人を属性で見ないということです。

その人との出会いから、はそうし、出会いから仕組みを作ってきたそうです。

制度ではなく、「人を大事にする」、ただそれだけだったと思います。

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事業の拡大と目的

 

ホームレス支援から始まった活動ですが、出会ったその人に何が必要かを追求するうちに、現在では、就労支援、居住支援、子ども支援、障がい福祉、介護事業、刑余者支援など22部署に及び、専従スタッフ70名が従事する事業となりました。

経営的には苦労が絶えませんが、制度のはざまに置かれた人々との出会いを起点に、現在も活動を続けられています。

「その人がその人として、その場所で、その人らしく生きる。」

それが活動の目的だそうです。

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困窮の種類

 

奥田さんたちは、困窮を「経済的困窮」と「社会的孤立」という2つの視点でとらえられました。

経済的困窮を「ハウスレス」、社会的孤立を「ホームレス」と呼び、「ハウスとホームは違う」と考えられています。

特に、孤立は大きな問題です。

今年1月英国政府が「孤独担当大臣」を任命したというニュースは記憶に新しいところです。

自立が孤立に終わるなら問題は解消されません。

地縁、血縁、社縁などが脆弱になる中、「赤の他人が家族のように生きていく社会の創造」は急務です。

エスは、「貧しい人は幸いだ」とおっしゃいました。

不思議な言葉です。

でも活動の中で、本当にそうだと思うことがしばしばあるそうです。

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ぼく自身の感想と理想の社会

 

奥田さんの話はとても心に響きました。

普段あまり考えない分野のテーマですし、思ったよりも状況は残酷で厳しかったです。

「その人がその人として、その場所で、その人らしく生きる。」

この環境を創ることに携わるのっていいなあって思いました。

ハウスレスとホームレスの違いのお話は目からうろこです。

英国も珍しい大臣を任命しました。

世界のニーズはもうそこまで来ているのです。

「自分のことは自分でやれ」

「人様に迷惑をかけるな」

もうそんな自己責任文化が蔓延る社会はこりごりです。

みんなが声を上げ、助けを求め、赤の他人を家族のように助けれる、そんな優しい世界になればいいな、と僕は思います。

 

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進化論や創造物語から考える、人間の本質とは

進化論~サルからヒトへ

 

お話の中で進化論が出てきました。

ヒトはサルから進化して生まれました。

かつては4足歩行で、2足歩行をすることができませんでしたが、今は当たり前のように2足歩行ができます。

大きな進化ですね!

でもこれって、ある学者さんからしたら、男性視点だそうです。

女性視点で見ると、サルのころとは違って、ヒトは1人で出産できなくなってしまったんですよね。

これって退化だと思いますか?

いえ、違うんです。

視点を変えてみましょう。

サルは1人で産むことができました。

人を頼ることができなかったんです。

助けを求めることができなかったんです。

しかし、ヒトは人を頼ることができるようになりました。

助けを求めることができるようになりました。

 

これって大きな進化だと思います。

これが人間の本質ですね。

人は人に助けを求めることができる。

人は1人では産むことができない。

人は1人では生きていけないんです。すごく面白いですね!

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今の大人社会の風潮

今の大人社会の風潮はよくないと思います。

こどもには小さいころから、こう教育します。

「人に迷惑をかけてはいけない」

「自分のことは自分でやりなさい」

いいえ、ちがいます。

もっと自分から助けを求めていいんです。

人に迷惑をかけてもいいんです。

頑張らなくてもいいんです。

この言葉で、心が楽になる方がたくさんいることと思います。

思いつめて、悩んで、死を選んでほしくはありません。

もっと肩の力を抜いて、楽に生きましょう。

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創造物語からアプローチする、人間の本質

聖書には、創造物語というものがあります。

神様が7日間で世界を造るお話ですね。

皆さんは人が造られたのは何日目は御存知ですか?

答えは6日目です。

7日目は安息日となるので、6日目は実質最終日となります。

なぜ人間は最終日に造られたのでしょうか?

それは、人間が「非自立的」な存在だからです。

1日目から6日目までに造られた自然などに人は頼らないと生きていけないのです。

もし初日に人間が造られていたらすぐに絶滅していたことでしょう。

ここにも、人間の本質が見て取れますね。

とても面白いです。

カレン・ローゼンバーさんの著書や論文をこれから読み漁っていこうと思います。

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終わりに

「あんまり頑張っていたら死にますよ。」

 

これは奥田さんが、病気にかかった際にお医者さんに言われた言葉だそうです。

呼吸関係の病気だったそうで、自然体でいれば助かるものを、無理して抗うと、死んでしまうそうです。

これは社会にも言えることですね。

無理して1人で生きようとしていると、途中でどうしようもなくなって死んでしまいます。

早い段階で、助けを求めることが大切です。

実際に奥田さんの息子さんがいじめにあって不登校になってしまったとき、奥田さんやお子さんは沖縄の孤島のある夫婦の方を頼って、助けを求め、何度か絶望の淵から抜けることができたそうです。

自ら命を絶とうとしたことのある息子さんが、そこで生きる希望を見つけ、今も元気に暮らしているというお話を聞いて、本当に安心しました。

あの頃人を頼ることができていなかったら、本当に死んでしまっていたとおもいます。

「助けてって言えた日が助かった日」なんです。

助けてくれる人は必ずいます。

自己責任でも身内の責任でもなんでもありません。

ヒトの問題はヒトが解決したらいいんです。

進化論からみても創造物語からみても、それはわかることです。

ヒトは1人では生きてはいけません。

頼り、助け合い、支えあう生き物なんです。

誇り高き、尊厳ある人間である我々は、サルに退化しつつあり、サルの惑星と化そうとしているこの地球を変えていく使命があります。

人間が人間であり続けるために、しっかりと周りの人たちを頼って生きていきましょう。

ありがとうございました。